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原発のいらない三重県を ――再生可能エネルギー推進条例

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biyo福島で小児甲状腺がんが117名
 原子力発電所は私たちの日常生活と両立できない――4年前の東日本大震災にともなって発生した福島第一原子力発電所の教訓です。そもそも地球という星は、その生まれた頃に地球を埋め尽くしていた放射性物質が何億年もかけて、半減期に次ぐ半減期を経て、現象したために、やっとのことで生物が生きていける環境にまでなり、そのうえで人類がここまで大きな発展を遂げたのです。それを何億年単位でもとにもどしてどうしようというのでしょうか。
 そのなかで、福島県によると、2月段階で小児甲状腺がんが117名発生しているとのことです。

「原発つくらせなかった先人に感謝」
 さて、三重県でも、中部電力は、三重県にも原子力発電所を設置する計画を推進し、そのなかで、南伊勢町(当時、南島町)の芦浜をはじめ、4ヵ所候補にあがっていました。しかし、漁民の方がたをはじめとする反対運動の結果、中部電力のカネを注入した切り崩しをはねのけて、設置計画をいったん断念させたのです。「三重県に原発を作らせなかった先人に感謝します」――これは、福島第一原発事故直後に「原発反対三重県民会議」の代表が面会した際の、鈴木英敬知事本人の発言です。
 この言葉どおりに、この三重県を、安心して住み続けられる「持続可能な」地域にしていくことこそが、県民の願いです。
 さて、毎月第2金曜日に、津市センターパレス横の「津市まん中ひろば」で、「原発なくせ金曜集会」を開催しています。また、3月11日に近い日曜日には、津市お城西公園で、「さようなら原発 三重パレード」を開催しています。ふじい新一さんは、このいずれにも皆出席です。これからも原子力発電所が存在しない三重県であってほしい、そんな県民の願いにこたえたいものです。

三重県は再生可能エネルギーが豊富
 さて、それにしてもいちばん気になるのは、安定した電力供給です。原子力発電所が全部なくなったあとで、しかも地球温暖化につながる化石燃料を使わない、しかも将来的にも安定供給が見込まれる、そんなエネルギーに転換することが、切実に求められています。
 三重県としてできること、それは第1に、原発の用地として中部電力が保有する芦浜の土地をどうするかです。この土地は、今でも中部電力が保有したままになっています。つまり、芦浜の計画は、国や県の動向次第でいつ〝再稼働〟するかわからない状況です。
 消費者庁からも勧告があったように、中部電力が芦浜の土地を処分するように、県として働きかけることが求められます。
 第2に、原子力発電にかわる新しい発電の方法を開発し、普及することです。そのためには、まず、原発は重要な基幹エネルギーと考える安倍内閣のエネルギー政策に反対の姿勢を明確にしたうえで、再生可能エネルギーが基幹エネルギーとなるためのさまざまな助成策に、県としてとりくむことが求められます。
 たとえばそこでは、原発に頼らないのはもちろん、未来を見据えて、再生可能エネルギーを「ベースロード電源」と位置づけ「再生可能エネルギーみえ条例」(仮)制定し、21世紀にふさわしいエネルギー構造への転換を目ざすことが求められます。
 三重県は、陸上風力発電の発電ポテンシャルが高く、2012年の「三重献身エネルギービジョン」によると、太陽光発電・熱利用、風力発電、バイオマス発電・熱利用、風力発電、バイオマス発電・熱利用、中小水力発電、ヒートポンプなとの2020年度目標において、340万キロワットで全国10位、需要創出で405億円、5588人の雇用創出効果があるとされています(倉阪秀史・千葉大学教授「再生可能エネルギーの導入による地域経済効果について」(2013年7月31日) http://homepage3.nifty.com/kurasaka/local-renewable-energy-economic-effects.pdf)。この可能性を実現し、さらに発展させることが求められているのです。

三重県としてのエネルギー戦略を
 そのためには、住民・地元事業者を主人公に、地産地消、小規模・分散、地域循環型での事業展開が欠かせません。そこでは、以下の6項目のとりくみを行います。
① 再生可能エネルギーを「ベースロード電源」とした三重県としてのエネルギーの将来ビジョンを確立します。
② 地域の自然・地理・産業を調査し、有効に活用できるエネルギーを選定します。
③ 住民、地元事業者のとりくみを支援します。
 a)事業を推進する組織づくりの支援
 b)税財政、許認可などの支援 たとえば住民が発電した電気を県が購入するなど
 c)入札・契約を通じた支援 たとえば総合評価型入札に新たな評価を加えることなど
 d)農林水産業の振興と結びつけた支援
④ 県として省エネ、省電力化、直営の事業をすすめる。
⑤ 再生可能エネルギー事業を地域の環境教育に生かす。
⑥ 地球温暖化防止。CO2削減の取り組みと結合する

 

*写真説明:富岡駅前の美容院の時計は、2時46分で止まっていました。駅前も津波をかぶった時点のままです。放射線量の影響で片付けすらもできないのです。2013年11月9日撮影。

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