「県民本位のやさしい三重県政をつくる会」(辻井良和会長、23団体)は19日、県政への要望書を鈴木英敬知事あてに提出し、石垣英一副知事と懇談しました。
懇談には、辻井会長はじめ各団体の代表13人が参加。日本共産党から大嶽隆司県委員長、岡野恵美県議が参加しました。
要望書は、▷雇用や中小企業対策の充実 ▷子ども・女性・高齢者施策の拡充 ▷真の学力を育む教育の実施 ▷食料自給率向上への対策強化 ▷安心して利用できる医療・介護・社会保障の実現 ▷平和教育の実施ーなどを求める内容。政治資金パーティーや企業献金の禁止についても、その実践を知事に強く求めています。
懇談で各参加者は、伊勢志摩サミットへの巨額の財政支出を批判し、県民負担の軽減を要請。サミット会場周辺の道路整備などが優先される一方で、各地の通学路安全対策などが財政難を理由に進まない実態を批判し、善処を求めました。
福祉医療費窓口無料化については、県議会で無料化を求める請願が採択された今も担当部局が「慎重に検討したい」と答えるなど、県民の願いに応えようとしない知事や部局の姿勢に批判が集中しました。
石垣副知事は「強い要望があったことは知事にしっかり伝えたい」と応じました。